旨い餡パンは 浜式!
【餡Pan】
昔 働いていた店での事です。。
餡パンが
やけに美味しい日と
何でも無い 普通の日が
ある事に気付いた時期が
ありました。
餡子は 誰が 包餡しても
味は 同じ筈なのに…。
何が 違うのか、
好奇心も手伝ってか
旨い餡パン🍴の成形技術を
奪いたい 一心でした。。
ワンピースで言えば
悪魔の実 の能力を
誰かが得る前に
自分が☆Gets☆と言う感じです。
浜さん…て 誰? ですよね。
浜さんは 当時60歳を過ぎた
レジェンド社員でして
浜さん 事件と言えば
バターロールが フルに乗った
深型鉄板 5〜6枚を
やめたらィィのに…
全ての 指の間を使い
挟みまして…
やめたらィィのに
ホイロまで 強行移動し…
(皆さまの 想像する場面に…
近付いてます…✨)
そして 浜さん。
ホイロの前で ゆっくりと
しゃがみ…
トリッキーな事に
扉を肘で🚪開けて…
その後、おめでとうございます
ご想像通り
フリーズ 。。
スタッフ皆んなも
きっと 色んな事を 考えていたのか
つられて フリーズ。。。
精一杯の気持ちからか
『 ハマ さん⁈ 大丈夫⁈ 』
と声を掛けると…
浜: 『 うん。。 だめ 』
その後
鉄板を落下させる
そんな感じの
レジェンドな人です。
当時の
DONQ静岡松坂屋店では
餡パンは 常時
粒餡パン・漉餡パン
季節の餡パンの 三種と
他の 六甲餡パンと言う名の
薄皮餡パン
【粒・漉・抹茶・胡麻・季節餡】と
餡パンの種類は多かったです。
最低でも 薄皮餡パンだけでも
各800個程作ります。
普通の餡パンだけでも
一日 500個程 包餡していました。
当時の売り上げ記録が
10時オープン
⬇︎
14時のレジ点検(4時間)で
200万の売り上げを記録しました。
私は メインは
仕込み担当でして
合間に 成形→昼休憩回しで
焼き場に入っていたりして…
よく 社販で パンを買って帰る
ので 餡パンは 定番です。
で…
いつも同じ餡なのに
美味しく感じる日と
普通の日がある事に
気付いたんです✨
よくよく調べると
美味しい日は 必ず
なんと!
あの 浜さんが
成形をしていたんです。
良かったと言えば
浜さん!!
よりによって浜さんです☆
拒否率ゼロな
レジェンダーで
自動的に無礼講な方なので
餡パンの成形の時には
即、無理矢理 横に着き
包餡成形をマネっこピーナツです🥜
本来 仕込み担当の私でしたが
私と浜さんコンビで
餡パン成形を早く
終了するので
工程的にも あり でした。
肝心の 匠の技。
もしも そこに映像取材が入ったなら
きっと 固唾を呑む姿です。
長年 皆んなが
軽く見ていた浜さんの成形は
単調な動作なのに
500個以上も包餡するとは
思えない程の ✨滑らかスピード✨
まるで ロボ !
生地をとり,
生地の真ん中を潰さない様に
ガス抜きし…
餡ベラには
餡が1gも狂わず掬われ …
乗せた瞬間
餡子が生地に沈み…
止め尻が蕾まれる 神業。
浜さん曰く
『 上生地が7 : 餡子 : 下生地が3
の割合で 包むんだょ。。』
勿論 発酵…焼き…と言う
各行程の技も 肝心ですが
一口目の 上生地7は
フワッとして
【柔らかい】
たった 数センチ先の
餡子迄の期待感☆
やっと届いた 餡子は
想像以上に 旨く感じます☆☆
餡子の歯触り体験後直後は
数十秒前の
懐かしい ふわフワ生地も
期待を裏切らず
下生地の
しっとり+フワッと感も
歯切れ良く 噛み終わります。
職人なら
目指すもの を 皆んな
持っている筈です。
後にも 先にも
私の餡パン成形は
今も 浜式です✨
そんな
【旨い餡パンは浜式】の巻
でした☆。。
平成最後の日。
次は 新時代 令和 で
それでは また。。👋